養父市の「おおや高原」で、有機栽培で育てた特産のホウレンソウの出荷が始まりました。
5月28日には、ホウレンソウ350キロの出荷式が開かれ、出席者はおいしい野菜の生育を祝うとともに収穫を体験しました。
標高およそ600メートルの「おおや高原」では、野菜の栽培に適した寒暖差が大きい気候を利用して30年以上前から無農薬の有機栽培が行われていて、畑では化学肥料を使わず、但馬牛などのふんを混ぜた堆肥を使用しています。
現在は8軒の農家が、ビニールハウスおよそ300棟でミズナやコマツナなど7種類の野菜を栽培しています。
JAたじまの担当者によりますと、ことしは春先の気温が低かったこともあり、生育がやや遅れているものの野菜の出来はまずまずだということです。
「おおや高原」の有機野菜の収穫は、12月中旬まで続くということです。