(左から)村上昂輝アナ、下柳剛氏、濱中治氏 /甲子園球場
◾️阪神 1-2 ソフトバンク(延長10回)/6月20日
阪神は1-1の延長10回、3番手の及川が決勝点を奪われ敗れた。
サンテレビの中継は、下柳剛氏と濱中治氏が解説を務めた。
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(7勝の村上、6勝のモイネロが先発。試合のポイントは…)
下柳氏「好投手の投げ合いなので、どっちが先に点を取るか。流れがつかめるか、つかめないか、大事になってくる」
濱中氏「得点圏にしっかり進めて、ワンチャンスをモノにできるか(どうか)だと思いますね」
■ラッキーな阪神
(交流戦で7連敗した阪神だが、試合開始時点で2位DeNAに3.5差を付けて首位をキープ)
下柳氏「7連敗でも一方的にやられた試合は1試合もない。(交流戦を)5割で行けば御の字。ほかのセ・リーグも負けていて、ゲーム差が変わってないので、心配していません」
濱中氏「セ・リーグのチームが負けてくれているので、ラッキーだと捉えていると思う」
◾️美技が続く
(初回、ソフトバンクに一死満塁とされたが、栗原の強いゴロをショート小幡が横っ飛びで止め、2塁に素早く投げて封殺。この間に1点先制される)
下柳氏「大ファインプレーですよ、今のは」
濱中氏「抜けていれば2点は確実に入っていた」
(2回もソフトバンクに無死2塁とされたが、海野の当たりをセンター近本が前にダッシュしてキャッチ。2塁に投げてダブルプレー完成)
下柳氏「これは大きいですね」
濱中氏「ああいう打球は、1歩目を間違えると前に出て来れないが、スタートも良かった。突っ込むのは勇気いると思う」
◾️大山がいる
(阪神は0-1の5回、近本・中野の連打で無死1、2塁としたが、森下・佐藤輝が倒れ、打席に大山)
村上アナ「3番、4番が倒れても、5番・大山が控えているのがタイガースの強みですね」
濱中「首位を走っているのは、大山が5番にいる(から)」
(大山はモイネロの8球目を叩き、打球はセンターへのヒット。周東がバックホームするが、近本の足が一瞬早く同点)
村上アナ「きょうもやりました、大山! 3試合連続のタイムリーヒット!」
濱中氏「チェンジアップだったが、(大山は)センターから逆方向に意識あるから、ためれた。周東も(打球を)獲ってから、(投げるのが)速かった」
下柳氏「能力高いねぇ、両チームのきょうの試合は……。みんなにスキがない」
(試合が終わって)
下柳氏「点を取られた後は、村上君らしいピッチングだった。タイガースも内容的には良かった」
濱中氏「森下が5打席ノーヒット。思い切りのいいスイングはするが、きょうは強引さが目立った」
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2位DeNAも敗れ、ゲーム差は変わらず。
21日の予告先発は、阪神が大竹、ソフトバンクが上沢。
(浮田信明)