姫路市議会 高見千咲議員に2度目の辞職勧告 SNS投稿巡り「反省見られない」

  • X
  • Facebook
  • LINE
  • 姫路市議会の高見千咲議員

2024年の兵庫県知事選挙を巡りSNSに不適切な投稿を繰り返したとして、2025年3月に辞職勧告を受けた姫路市議会の高見千咲議員に対して、市議会は、6月30日、2度目の辞職勧告決議を可決しました。

姫路市議会の高見千咲議員は、2024年の兵庫県知事選について、2025年1月、自身のXに「兵庫県警の内部では、特定候補の応援をするように通達されていたと聞いた」などと投稿しました。

これに対し県警は「事実ではない」と否定。

市議会は2025年3月に高見議員への辞職勧告決議を可決しました。

高見議員は、2025年4月に記者会見を開き、「多数派によるいじめ」などと主張。

この会見内容について市議会は、政治倫理審査会の審査や市議会の議決を軽視し、侮辱と受け取れる発言があったこと。また、反省の姿勢が見られないなどとして、30日の本会議で2度目の辞職勧告決議を可決しました。

2度目の辞職勧告を受けて高見議員は、姫路市で会見を開きました。

姫路市議会の高見千咲議員

「私自身何も問題がある発言と思っていませんし、政治倫理審査会の報告書に関しては実際に事実と異なることがあったと。客観的な事実として虚偽の内容が含まれていたというのは事実としてありますし、それに対して私が指摘をしたことが、議会に対する冒涜(ぼうとく)と指摘されているわけですが、これに関しては非常に遺憾に思っています。辞職する決意はありません」

辞職勧告に法的拘束力はなく、高見議員は、「受け止めはするが辞職するわけではない。これからも残りの任期をちゃんと全うしたい」と辞職しない方針を示しました。

おともだち登録するだけ! LINEでニュースを読もう! ともだち登録をする 毎週配信(月・火・金) 1回で8記事をダイジェスト形式で配信。
OSZAR »